愛犬が、いつもはご飯を食べてくれるのに、急に食いつきが悪くなったり、食べてくれなくなったらすごく心配になりますよね。
どこか悪いところがあるんじゃないか?少しでもご飯を食べてくれないと、体調が更に悪化してしまうのではないか?
そんなお悩みの方に、考えられる理由と対処法について解説していきたいと思います。
お腹すいてないの?ご飯を食べない理由とは
愛犬がご飯を食べない理由には大きく分けて下記の理由が挙げられます。
一つ一つみていきましょう!
- 体調不良
- ストレス
- 老衰
- 偏食 / フードが合わない
病気などの場合は、かかりつけの病院ですぐに診察してもらう事が大事ですが、その他にも飼い主がケアしてあげる事で解決する場合も幾つかあります。
焦らず、しっかり見極めてあげましょう。
体調不良が原因の場合
症状としては、犬がぐったりしてる、嘔吐を繰り返し行う、下痢が数日連続で続いている場合は、すぐさま動物病院で先生に診てもらいましょう。
急な症状の場合はウイルスや病原菌による悪さかもしれません。
特に子犬や老犬、闘病中の犬など、体力のない犬が感染してしまうと大事になる場合もありますので、スピーディーな対策が必要です。
症状にはいくつか特徴がありますので、合わせてチェックしてみましょう!
主な症状 | 考えられる病気 |
---|---|
歯の汚れ、歯茎の腫れやただれ、口臭、知覚過敏による食欲不振 | 口腔疾患 |
元気がない、食欲不振、咳、呼吸が荒い、黄疸、尿の色の異常、震え、発作 | 内臓疾患 |
いびき、喘鳴(苦しそうな呼吸)、失神 | 呼吸器疾患 |
嘔吐、下痢、血便、食欲不振、元気がない、衰弱など | 消化器疾患 |
咳、呼吸困難、チアノーゼ、腹水、栄養状態の悪化、食欲不振、嘔吐、下痢など | 寄生虫による感染症 |
嗚咽、喘鳴(苦しそうな呼吸)、食欲不振 | 誤飲による症状 |
対処法
これから症状が見られた場合は、独断で病名を判断せず、速やかにかかりつけの動物病院に向かいましょう。
少しの食べ残しや、吐き戻し、下痢などはあるが、いつもと変わらずに元気という場合は、少し様子を見てもいいかもしれません。
ウンチがある場合には、一緒に病院に持っていくと、体調不良の原因がわかる場合があります。
私の友人の場合、靴下を誤飲してしまった事で食事する事ができなくなったケースもありますので、そういったケースがある事も頭に入れておきましょう。
ストレスによる食欲不振
ワンコのストレスのサインとしてあげられるのが、あくび、舌なめずり、足舐めなどがあります。
これらの頻度が多い場合は注意が必要です。
悪化していくと、身震い、身体を舐め続ける、脱毛といった症状が出てくる子もいます。
対処法
環境の変化で合ったり、飼い主とのコミュニケーション不足、長時間のお留守番や、飼い主と離れてしまったことによるストレスが考えられます。
まずはしっかり散歩や遊び相手をしてあげて、コミュニケーションを図りましょう。
すぐに解決することではないので、ご飯を食べなくても叱ったりせず、徐々にストレスを緩和してあげることで改善が見込めます。
老衰が原因の場合
一般的にシニアとは、約7歳から8歳以降の時期をいいます。
ワンコも歳を取れば行動も落ち着いてきますし、若い時に比べると消化器官が弱くなってくるので自然と食べられる量も少なくなってきます。
老化による自然現象なのか、体調不良によるものなのか見極めが大事です。
対処法
筋力の低下によって、食事の姿勢が保てなくなり、うまくご飯が食べられないケースがあります。
その場合は、首を曲げずに食事ができるように、食事方法を工夫をしてあげましょう。
また、味覚や嗅覚の衰えによって、今まで美味しそうに食べていたフードにさほど興味を示さなく事があります。
また、歯や歯茎の衰えによってドライフードがうまく噛み砕けない場合があります。
その場合はお湯でふやかしてあげる事で、咀嚼を助け、温める事でフードの香りが立つため、またご飯に興味を示してくれる場合があります。
食べる量が減りますので、少量でも栄養価の高いフードをあげるようにしましょう。
くれぐれも穀物などでかさまししている粗悪なフードは避けましょう。
僕たち犬や猫は、脂肪、たん白質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを食べ物から摂り入れなければ健康に生きることができないんだ!
▼栄養価の高い高品質フードはこちらの記事
特にシニア犬におすすめなのがこちらのピッコロフード!
低カロリーでいて、グレインフリー(穀物不使用)なので、少量でしっかりと栄養を摂る事ができ、ヒューマングレードの食品工場で加工されているので、安心して与える事ができます。
口コミでの評判が良いので、食いつきがイマイチだなと思っていたら、一度試して見るのも良いかもしれません。
偏食 / フードが合わない場合
多頭飼いしたいた私の経験上で言うと、犬種や性格によって偏食になりやすいワンコはいます。
大体が甘やかして育ててしまうと、“わがまま”を言えばもっと美味しいフードが出てくると学習してしまう子もいます。
安易にドライフードからセミドライや、ウェットフードにして、一時的に食いつきを良くする方法はワンコにとっても良いとはいえません。
また、同じ味が続くと途中で飽きてしまう子や、匂いや味が好みでない場合もフードを残す傾向にあります。
対処法
“わがまま”によって食べなくなってしまった場合や、フードで遊んでしまうような子には、時間を決めて食事の皿を片付けましょう。
食べないからといつまでも食事を置いておくと、いつでも食べられると学習し、いつまでも食事をしない原因となますし、夏場は衛生上危険です。
食べていない皿を片付けられると、“今食べないと代わりのご飯はもらえない”と理解し、徐々に食べてくれるようになります。
少しかわいそうに思うかもしれませんが、愛犬のことを考えればと思い、心を鬼にして実践してみましょう。
フードが合わない場合には、急にフードを変えるのではなく、従来のドッグフードに少しずつ混ぜていく方法が有効です。
下痢や嘔吐などがないかなど、数日をかけて体調に変化がないか見極めてみましょう。
従来のフードに“ふりかけ”をかけて味変するのも効果的です。
その場合、おやつやなどをふりかけるのではなく、更に栄養価を高めて健康促進に繋がるものを使用しましょう。
こちらは、酵素の働きで腸内環境を良くして、ウンチの臭いを少なくしてくれたり、下痢などの症状を緩和してくれるふりかけになります。
食いつきが良いからと、おやつでの安易な味変は肥満の元となったり、虫歯の原因になるのでやめましょう。
まとめ
しっかり愛犬とコミュニケーションを取ることで、ストレス緩和や、些細な変化にも気付いてあげる事ができると思います。
まずは、ワクチン接種による感染症の予防や、フィラリアなどの寄生虫予防をしっかり行いましょう。
定期的に健康診断を受けることで、病気を早期に発見できる可能性が高まりますので、成犬であれば少なくとも1年に1回、高齢犬であれば半年に1回受けておくと良いでしょう。
適度な運動を心がけ、お腹を空かせて美味しいご飯をたくさん食べさせてあげましょう!